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2002年度の総会で、2001年度運営会が提案した「今後3年間の国際子ども権利センターのビジョンと使命」が承認されました。この文書を作成したのは、センターが、どのようなビジョンと使命をもちつつ活動をおこなっているのかということを活動メンバーが自覚し、活動する上での指針とし、また、会員や支援者にわかりやすく伝えるためでした。
2004年度の運営会でこのビジョンを振り返りましたが、基本的にこのビジョンを今後3年間継続することが確認されました。ただし、これまで入れていた「子ども参画の実践事業は、国際子ども権利センターはおこなわない(子どもが企画から参加するような主催事業はおこなわない)」という文章ははずします。これは、積極的に子ども参画事業をおこなうということではなく、子どもがセンターの活動に参加し、主催事業をしたいと意思表明をしたときに妨げないということです。これは、昨年はじめに、『「子ども参加」にとりくむときに注意しなければならないこと』という文書を作成し、ホームページでも公開したことから、過去に起きた問題に一区切りがついたとはいえ、国際子ども権利センターの体制が子ども参画事業を実施するほどにはまだ整えられていないと考えるからです。この文書を、今後3年間(2008年度総会まで)における当センターの具体的ビジョンと使命とすることを2004年度運営会から提案し、承認された場合は、規約及び年度活動計画と同等価値を持つ文書として取り扱います。
なお、3年以内に内容の修正が必要となった場合は、総会の承認を経て変更します。
(1)国際子ども権利センターのビジョン【実現したい社会像・未来像】
国際子ども権利センターは「子どもの権利条約」の理念に基づき、置かれた状況にかかわらず世界中の子どもたちの4つの領域の権利(生きる権利、育つ権利、保護される権利、参加する権利)が 保障される、地球市民社会の実現を目指します。同時に、このような社会を創っていく過程で、子どもが一人の人間として、また権利を実現する「主体」として尊重されること、および、子どもとおとな双方のエンパワーメントにつながるパートナーシップが構築されることを目指します。
(2)国際子ども権利センターの使命 【自分たちにできること、自分たちの役割】
@)子どもの権利条約の理念を日本社会に伝え、広めます。特に、子ども参加(注1)が国際協力の現場や日本社会において実践されるよう、その理念と実践を伝えます。
A)世界で特に深刻な権利侵害を受けている子どもを支援すると同時に、「南」のNGOによる、「子ども主体」の活動、「子どもの参画(注2)とエンパワーメント」を目指す実践活動を学びます。
B)上記を踏まえながら、「南」の子どもの状況および支援のあり方について、日本の一般社会に対して啓発 活動と開発教育を実践します。
C)引き続き、「子ども参画」を実践するファシリテーターとしての研修や養成講座、他団体との経験交流、文献などから学び、子ども参画を進める上で必要な知識や技術(スキル)が備わるよう努力をおこないます。また、子ども参画の活動に関する情報を子どもに提供していきます。
(注1)(注2) 「子ども参加」とは、プログラムや活動、イベントに子どもが参加することですが、その参加形態にはさまざまなレベルがあります。中には、子どもが「かたちだけ」「お飾りとして」参加する場合もあります。子ども参加にかかわっている人たちの間では、一般的に、企画、運営、評価の3つにプロセスに参加することが真の子ども参加といわれています。この、企画・運営の段階で子どもが参加する場合を「子ども参画」と意識的に呼ぶ場合があります。
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