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組織と団体の概要

フレンズの職業訓練と施設

フレンズの子ども参加

スタッフ・“子ども代表”のインタビュー 

権利センターの支援内容

 

   フレンズの職業訓練と施設 (2003年8月訪問時)    

814日午後 まず、フレンズが経営しているレストランに行き、一人のウエイターにインタビューし、その後、スタッフのカーラさんに施設内を案内してもらい、最後に、事務所でカーラさんから話を聞いた。施設内を見学するときは、ちょうど授業が終わるころだったが、小学校低学年のクラスで折り紙を一緒にした。壁には折り紙がはってあり、ここの先生は、プノンペンの折り紙協会で折り紙を習ったことがある人だった。

レストランの壁には、ストリートチルドレンの子どもたちが描いた絵が貼ってあったが、どれも芸術的で素晴らしいものだった。

 

【レストランで働く元ストリートチルドレンへのインタビュー】

■名前:トラン(TORAN) 18

■僕は、孤児で、ポイペトの養母のところに住んでいました。今はフレンズの家に住んでいます。

  2001年にプノンペンに来て、フレンズに来て2年近くになります。 ポイペトの暮らしは、食べ物がなくて大変で、プノンペンへきました。プノンペンに来てからは、ホテルの前に止まる車を洗って生計を立てていました。1日約10台を洗って20004000リエル(1ドル=4000リエル)でした。路上でドラックをやっていてフレンズにきたらどうかと友達が誘ってくれました。フレンズの家に来て徐々にドラッグをやめました。現在は全くやっていません。

■料理のトレーニングを6日間受け、レストランで働いて3ヶ月目。フレンズに来て、すごくよかったのは、今まで知らなかったことを知れたり学べたりするからです。

■フレンズ内の子どもの権利委員会に属していて、カーラさん(今回案内してくれたオーストラリア人)と一緒に活動しています。  

【施設案内等】

■案内人:カーラさん(オーストラリアのODAの「若者大使」というプログラム)。

 

  【職業訓練コースについて】

■子どもたちが好きなコースを選べる。人気がある場合は待つ。

7割:男の子 3割:女の子(路上生活者15 %が女の子だから30%はいい割合)。

■男子のコースは以下

1) 料理 2)とオートバイ修理 3)洋裁 4)美容師 5)商業 6)営業(お店を出す) 7)電気 8)金属加工

配管工のコースもあったが、今はやめている。なぜならその技術を身につけても食につけないことが分かったから。あくまで、目的は仕事につくこと。

女子のコースは以下4つ: 美容師、料理、洋裁、ビジネス

すべてのコースに3段階あり、第一レベルから第三レベルに習得したスキル順に上がっていく。第3レベルに達した子どもたちはお店で働く場合もある。

【学校にかんして】

13歳までは施設内もしくは公立の学校で勉強。それ以上は職業訓練コースへ。あくまで公立学校へ戻すことを目的としていて、施設内の学校に通うのは、通っても1年くらい。公立の先生がお金を要求することもあるから困難なこともある。

■子どもたちは皆250人が暮らすホームからトラックで通っている。このホームの滞在もあくまで臨時の措置で、1〜2年間しか滞在させない。あくまでコミュニティーに子どもたちを返すことが目的。

【講堂について】

■外から来たばかりで慣れていない子ども、学校に行く前の子どもがアクティビティなどをして慣れる場。全員がここでクメール文化に関することをやる。(伝統的なものからヒップホップまで)

【ホームにかんして】

■以下の4つがある。

・学校に通う子どもたちが住むホーム

・若い女性のためのホーム

 ○初めてプノンペンに来た女性などが買春宿などに売られるのを防ぐため 

・ドロッピングセンター

 ○ドラック中毒になった子どもが抜け出せるようにするホーム

・夜だけ滞在するホーム

 ○夜、路上に寝るとドラックやセックス等危ないので。

   フレンズの子ども参加 

フレンズでは、子ども参加を特別のことと思わずにあたりまえのこととして実践している。

■子どもの意見を聞く4つの方法

@     子どもによる選挙。2回実施

A     子どもニュースレター

B     ワークショップ(WS)を年2回実施

C     意見箱を設置

■子ども選挙について

−子どもたちが候補者を指名。その選挙のためにはキャンペーンをするが、それをするためのテクニック等をスタッフから学ぶ。すべての子どもが選挙権をもつ。

−選挙で選出された代表がおとなのミーティングに参加。おとなはどう思っているのか、おとなにどうしてほしいのか告げる。

■子どものニュースレター

−ニュースレターのトピックはあくまで子どもが選ぶのであっておとなが「こうしろ」といわない。子どもの意見を聞いて、子どもの意志どおりにすることが目的でニュースレターも作っている。

−編集委員会がある。編集長は1617歳の女の子。

■ワークショップについて

−年2回開催。

−子どもが学びたい内容も、誰がワークショップでプレゼンテーションをやるのかも子どもが決める。小さなグループでディスカッションをし、最後に発表

−すべて記録し、政府や他団体への子どもの意見として配布する。

1回目は路上生活の危険からどのように自分を守ったらよいか。その後、ドラックについて開催。HIVや性的暴力に関してやりたいという子もいる。

■意見箱

4つ全てのセンターでどのような不平不満でもいいから書いて入れていいことになっている。

―フレンズが拡大し、スタッフも増え、子どもの意見が聞きにくくなっているのではないかということで、意見を募り、セバスチャンとカンボジア人のカウンターパートの人ですべての意見に返信を書いている。

■ストリートチルドレンの問題−子どもとおとなで一緒に考え解決する。

 どうして路上にでることになったのか。政府についてどうしてほしいのか。スタッフが子どもに聞く。DVの話が出たら、女性の権利について。HIVで家族がたくさん亡くなったのならば、その理由を子どもと共に考える。どのような意見を発言したらよいのか、他人の意見をどのように聞くのかもスタッフが教える。→「子どもの問題はおとなの問題」と考えている。

■選挙について

20037月の総選挙の時に、18歳以上が90人いたので、どのように登録し選挙をするのかを教えた。

23の政党に招待状を書き、13団体が来て政党の政策について話し、その後、10分間の質疑応答を設けた。

−このプロセス自体で子どもたちは自信がついた。つまらない時はそう態度で示した。カンボジア社会では政治家の話を聞くときは改まった姿勢で聞かなくてはならないが率直な態度を表現できたことは、よいことだった。

1週間にわたって実施したが、後半になるほど勇敢に質疑応答ができた。日ごとに子どもたちに自信がついていいたのがわかった。

 総選挙の投票を終えて

■会計にも子どもたちがかかわっていえる。たとえば、洋服のコースを受けている子どもが布など材料が必要な時は、その子どもが会計のところに行き、手続きをして買う。

【その他】

Q)子どもたちはどのように集まるのか?

  A10年以上活動してきてフレンズの名も有名になっている。貧しい地域スクオッー地域(不法占拠)の人々も知っており、噂を聞いて子どもたちはやってくる。

■フレンズも子ども参加を愛し、奨励しているが難しいことはクメール人スタッフが子ども参加の理念を理解していないことが課題。

25歳までの若者も「子ども」とよぶこともある。

 

 

 


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