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■ 来場者の感想
一番印象に残ったのは「どこにでも希望があると信じたい」というソクアさんの言葉です。政治家が腐敗していたり、社会が暗黙のうちに人身売買の問題を受け入れていることに対して、私たちは決して容認したり、仕方ないことだと諦めてはいけないんだと考えさせられました。社会そのものの仕組みを私たち市民の手から変えて行くことによって、それがやがて政治家や社会を動かすきっかけになるのではないかと考えました。 また、私たちは男性を含めたすべての人の意識を変えていくべきであり、社会の問題を過去の責任にするのではなく、私たちに責任があることを認識していかなければならないという言葉の中から、カンボジアの現状を日本人である私たちも正しく認識し、日本からも人々の意識を変えていかなければならない必要性を感じました。
政治の腐敗が問題視されるカンボジアにおいて、社会的弱者の人権を守るためにこれ程偉大な貢献をした女性がいるという事実に、勇気を与えられました。しかしながら、一方ではソクアさんに対して“家族を引き離す”あるいは“売春婦の味方をする”大臣だ、というような批判の声もあったとのことです。 それほどセンシティブな問題であり、中途半端な横槍や、援助でさえも、いかに悪い影響を与えかねないかという難しさを痛感しました。カンボジアの問題として考えるだけでなく、一支援国のひとりとしての問題意識がいかに重要かわかりました。
ソクアさんのお話は非常に興味深く聞かせていただきました。土地問題やDV法など、色々なお話があったのですが、それらの問題には教育の不足
ということが大きく関わっていることがわかりました。 日本は学校を建てたりという金銭的な援助はするけれど、教師や教育そのものの
『質』に目を向けていない援助をしがちで、これからは『量』よりも『質』を大切にする援助をしてほしいというくだりが印象的でした。 そしてやはり、司法の腐敗(裁判所や警察も含め)は非常に大きな障害だと改めて思
いました。これを改善しないことには、やはり国としてなりたたなくなっていくと思
います。 また、人身売買に対する対策として、メディア(女性=セックスorセクシーという固
定観念をなくす、強姦などをセンセーショナルに報道しない、等)を挙げておられま
した。これは日本でも同じことが言えるでしょう。
メディアは巨大な影響力を持つ分、うまく利用することができれば、感じました。 |